4/27/2008

mini-pc ブームに我思う。

2台目のmini pcを買ってしまったが、いったいどれがいいとか悪いとかではないことをつくづく感じますね。

どれがいいのかわからないそんなあなたに指南しましょう。

使い勝手について
Windowsをインストールするのであれば、どのマシンでもいいかもしれません。どうせ何でも動きますし。マシンの性能とかデザインで決まってしまいます。
ある意味一番欲しいものを買っていいかもしれません。

Linuxを使うのであれば、まったく2通りの人種がいると思います。
とりあえず使ってみたい人とバリバリ使い倒したい人。

とりあえず使ってみたい人は、せっかく買ったのですから、使いやすいものを選ぶといいかと思います。
eeepcは、とてもお勧めです。WEBとメールがランチャですぐに立ち上がります。うちの家族もLinuxが立ち上がっていることが最初わからなかったみたい。(正確には、Windowsじゃないけど、パソコンでしょみたいな感じです。)
さらに未サポートながらemobile のUSBモデムが何もしなくても使えます。(とemobileを立ててもなにもないのですが。。。)
使うだけであれば、eeepcのUIは、本当に便利です。私が言いたいのは、ハードウェアとか、OSとかではなく、あくまでも人間が使う部分をメインに置いています。

eeepcを使って感じるのは、Linuxのデスクトップはだいぶこなれてきて、あとは、itunesと年賀状ソフトが手に入れば通常利用はまったく問題ないかなと思います。(KDEの年賀状ソフトはありますが)
メールや電子メールはもちろん、youtube、ニコニコ動画、音楽や動画など基本的には何でも使えます。
あと実は使えないのが、DRM関連のものです。たとえばyahoo動画などは動画ファイルにDRMが付いてしまっているので、見ることができません。あと、DVDの視聴もプレイヤーは字幕や音声の対応をしていますが、DVDの著作権システムの影響でみることはできません。(ごにょごにょすれば普通に見れますが)
Linuxでのディスクトップは、DRMなどの著作権の問題を解決すれば、もう普通に使えてしまうような気がします。(誰か正しい道で解決してもらえないものでしょうかね。)
そういう意味で、もうデスクトップOSがWindowsなのかLinuxなのかという議論はなくなるのではと思います。画面に透過性を持たしてもぱっとしないVistaと同じでウィンドウがグルグル回ることはだれも期待をしていなく、あくまでも要求したことができるか否かに尽きると思います。

eeepcは、日本語版がなくて、Linux版は今のところ並行輸入版しかありません。英語版を手に入れたとしても、日本語化にはコツが要ります。なので、日本語版のLinux版が出るまで待ちです。
Hp2133は、日本ではまだ発売は不明です。ただし、eeepcほどは難しくなく日本語化できます。


バリバリ使いたい人は、eeepcは、とても面白いガジェットです。ただし、NICやwifiやACPIが少し特殊なので、ちゃんと使うには、かなり面倒かなと思いました。さすがに社会人?の私には、時間がありません。

いっそのこと、フルスペックのPCでもかまわないかなと思います。mini pcよりも少しお金をだせば、core2duoのノートが買えてしまいます。
一番面白くないのが、中古のPCにLinuxを入れることです。
なぜならば、wifiも別売りで、さらにメモリも1世代前だとすごく高価になります。DDR2 2GB \5000ですが、DDR 1GB \10000してしまいます。おまけにメモリスロットが昔のマシンは少ないです。
今のマシンスペックに近づけていこうとすると、mini pcが射程距離に余裕で入ってしまいます。
たとえば、メモリを2GBにして無線LANを追加した場合、それだけで\250000になってしまいます。
(元についていたメモリは多分処分)eeepcに2GBメモリを追加すると、約50000円なので、差額は、
25000円になります。さすがに¥25000円で同じスペックのモバイルは少しきついかもしれません。
さらに中古PCの場合、バッテリも多分へたっているので、うまくいったとしても持ち歩けないというケースもあります。

mini pcは、中古PC屋さんには大きな打撃なのではと思います。mini pcは、初心者よりは、中古を手にできる玄人が買う傾向があるように感じます。

SSDを選択するかどうか
周りでは、4GBなんかすぐにいっぱいになってしまうなんていう声をも聞きますが、私は、使い勝手なんではないかなと思います。eeepcのランチャーを見ると極力googleを使えというようにも取れます。つまり、必要なデータは、手元に持たないようにすれば、eeepcでもことが足りてしまいます。それよりかは山手線一駅で起動するというのは大変魅力的だと思います。
(サスペンドですとバッテリを消費してしまいますし、ハイバネーションだと、大容量メモリを積んでいる場合、ディスクに移したメモリの内容をメモリに戻してから、立ち上げるので、普通の起動と変わらない場合があります。)

SDカード
まぁ、大抵ノートには標準装備なのですが、mini pcは、USBカードリーダー接続なので、SDHCカードから起動が可能という面白みがあります。普通のサイズのノートPCは、USB接続ではなく、pcmciaブリッジ接続なので、SDHCカードから起動ができません。mini pcは、SDHCカードにOSを入れていろいろ使うことができます。


HP 2133は、eeepcと違って普通のハードウェアで作られているので、Linuxディストリビューションにも移りやすく、なんといっても、つくりがmini pcにしては、良すぎます。見た目もう少し高いのではと思います。(eeepcほどチューンをできるスペックではないのでどっこいどっこいかもしれませんが)


結論は、今は買い時ではなくて、各社が出揃ったときでも遅くはないかと思います。私が買うときに一番気にするべきと思うのは、ハードや搭載OSではなくて全体的に見た使いやすさではないかと思います。
ハードは、ある程度の性能を満たしているし、OSは何も変わっていないし(既存のOSの選択肢)、となると、プリインストールのソフトやその使い心地になるのではと思います。

hp 2133 Review 続き

ようやくLinuxから書き込みができました。
ちゃんと、日本語のパッケージを入れて、オンラインアップデートを行えば、普通のSLEDとして使えますね。 SLED10SP1のDVDを入手しておきましょう。

以下、デバイスの確認結果です。
/proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : CentaurHauls
cpu family : 6
model : 13
model name : VIA C7-M Processor 1200MHz
stepping : 0
cpu MHz : 800.000
cache size : 128 KB
fdiv_bug : no
hlt_bug : no
f00f_bug : no
coma_bug : no
fpu : yes
fpu_exception : yes
cpuid level : 1
wp : yes
flags : fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge cmov pat clflush acpi mmx fxsr sse sse2 tm nx pni est tm2 xtpr rng rng_en ace ace_en
bogomips : 1597.34

lspci
00:00.0 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 Host Bridge
00:00.1 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 Host Bridge
00:00.2 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 Host Bridge
00:00.3 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 Host Bridge
00:00.4 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 Host Bridge
00:00.5 PIC: VIA Technologies, Inc. P4M900 I/O APIC Interrupt Controller
00:00.6 Host bridge: VIA Technologies, Inc. Unknown device 6364
00:00.7 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 Host Bridge
00:01.0 PCI bridge: VIA Technologies, Inc. VT8237 PCI Bridge
00:02.0 PCI bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 PCI to PCI Bridge Controller (rev 80)
00:03.0 PCI bridge: VIA Technologies, Inc. P4M900 PCI to PCI Bridge Controller (rev 80)
00:0f.0 IDE interface: VIA Technologies, Inc. Unknown device 5372
00:10.0 USB Controller: VIA Technologies, Inc. VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller (rev b0)
00:10.2 USB Controller: VIA Technologies, Inc. VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller (rev b0)
00:10.3 USB Controller: VIA Technologies, Inc. VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller (rev b0)
00:10.4 USB Controller: VIA Technologies, Inc. USB 2.0 (rev 90)
00:11.0 ISA bridge: VIA Technologies, Inc. Unknown device 3372
00:11.7 Host bridge: VIA Technologies, Inc. VT8251 Ultra VLINK Controller
00:13.0 Host bridge: VIA Technologies, Inc. VT8237A Host Bridge
00:13.1 PCI bridge: VIA Technologies, Inc. VT8237A PCI to PCI Bridge
01:00.0 VGA compatible controller: VIA Technologies, Inc. Unknown device 3371 (rev 01)
02:00.0 Network controller: Broadcom Corporation BCM4310 UART (rev 02)
07:03.0 Ethernet controller: Broadcom Corporation NetXtreme BCM5788 Gigabit Ethernet (rev 03)
80:01.0 Audio device: VIA Technologies, Inc. VIA High Definition Audio Controller (rev 10)

USBのwebcamは、SUSEにドライバーが入っていませんでしたが、uvcドライバー(eeepcと同じ)を入れればOKでちゃんと使えました。
Linux video capture interface: v1.00
uvcvideo: module not supported by Novell, setting U taint flag.
uvcvideo: Loading module compiled for kernel version 2.6.16.46-0.12-default into kernel version 2.6.16.54-0.2.5-default
uvcvideo: Found UVC 1.00 device CNF7070 (04f2:b107)
usbcore: registered new driver uvcvideo
USB Video Class driver (v0.1.0)

emobileのD02HWは、以前書いた方法で利用可能です。

ただし、やはり海外のMLでいわれているように無線LANの動作が大変みたいで、わたしの環境でもつながりませんね。(つながらくてもいいAPが見えるので、こっちの問題でしょうが)

HP 2133 Review (もう少し深く)

SUSE環境

SUSE Linux Enterprise 10 SP1がインストールされています。がしかし、なんかパッチが当たっているっぽい。

セットアップ時に日本語の設定もできますが、最初のセットアップは、ずっと英語でした。
セットアップが終了すると日本語で表示されます。
(しかし、なぜかロケールがEUCになっています。言語設定でUTF-8に変えました。)

日本語の入力をするには、scim-anthyパッケージが必要です。SLED10SP1のDVDメディアが
必要です。

インストール時のウィンドウマネージャは、gnomeで、壁紙がHPの物であること以外は、普通のように
見えます。

EEEPCと比較すると、EEEPCは、あくまでも一般消費者向きの立ち上げたらランチャーでWEBとか
googleとかがスムーズに起動することができますが、HP2133は、あくまでもビジネス向きで、普通の
OSをインストールしただけの状態です。
賛否両論ありますが、EEEPCのLinux版は初心者向けの設定で、HP2133は玄人向けですね。
(私は、EEEPCならば、プリインストールのままで使いますが、HP2133ならば、OSを入れなおしちゃいそう。)

OSインストール後は、特に目新しいものはありません。どうやら画面上部のVideoカメラのドライバは
設定されていないっぽい。
Expressカードは持っていないのでテストはできてません。

グラフィックカードは、VIAのもので、3Dアクセラレーション対応のものではないのでcompizは動作しません。EEEPCは、ハードウェア的には、3Dアクセラレーション対応なので動作可能です。(デフォルトでは無効です。)

システム全体の使用感ですが、最初1Gメモリにして使っていましたが、今は2GBメモリにしています。1GBのときはもっさりしていましたが2GBにしたら快適です。体感的には、EEEPCのほうが速いです。
(EEEPCは、xandrosのカスタマイズバージョンでかなり最適化していますが、HP2133は、あくまでもSUSEがデフォルトでインストールされているので、致し方ないと思われます。)

SUSEのシステムリカバリができないのは、海外でも言われてますね。というわけで、入れなおされてしまっている模様。(ちょっとマジ困った。)
さらに、パッケージ追加にDVDが要るので、認識するしないなどの論議も盛り上がっています。
EEEPCは、簡単に工場出荷時に戻せられて、パッケージ追加もネット経由でできますが、HP2133は、どちらもできないようです。SLED10のメディアと外付けDVDドライブがあれば、パッケージの追加はできそう。

一部のパッチの影響でYaSTでパッケージ管理をすると警告がでます。
工場出荷時に戻す方法をしらべなきゃ。

4/26/2008

HP 2133 Review (ぱっと見編)

時間ができましたので、レビューを。

購入したのは、120GBHDDを積んだ、SUSE版のHP2133です。



箱です。CPUは、C7でした。新しいコアのものではないです。


中身は、こんな感じです。実は、リカバリメディアはないみたいです。付属のCDは、本体マニュアルだけでした。日本語版も入っています。




ACアダプタは、小さめです。ただし、AC部分は通常のノートPCのケーブルとは異なるので無くしたらアウトです。



EEEPCよりも一回り大きいです。バッテリをつけるとかなりずっしりします。EEEPCと同じように考えるとちょっとショックかもしれません。
つくりがものすごくよい分重いのかなと思います。



メモリは、DDR2 SO-DIMMが普通に使えます。キーボードの下にメモリとHDDが入っています。メモリの取り付けは、キーボードをはずさなければならないのですが、かなり簡単にはずせます。(一般のユーザにはかなり抵抗のある操作には代わりませんが。。。)
ちなみに未確認ですが、4GのSSDのインターフェースはSATAではなく、PATAらしいですね。


キータッチは、EEEPCと比較できないくらいGOODです。カチカチ感があります。ただし、画面の下のマウスは、ちょっと慣れるまで抵抗感があるかもしれません。
EEEPCと比較すると、サイズが大きいので、EEEPCが入っていたポーチが入らないので「やっぱり一回り大きい」と再認識しました。
画面は、EEEPCとは比較にならないくらい大きく綺麗です。(今度出るEEEPCもサイズは大きいですね。)
ピカピカ液晶ですが、ものすごーく見やすい!!おまけに、LCDを開くと、EEEPCよりも引っ込んだ感じになり、それがまた見易さを感じさせます。
(つくりの良さが取り上げられていますが、見た目以上にGoodです。)
うーん、日本でどの値段で出すのかわかりませんが、USと変わらない値段でしたらかなりよさげですね。
ただし、費用を別とすると、普通のB5ノートと運用時のサイズや重さ、キータッチが変わらないので、少し費用をだせば、core2duoのノートが買えてしまうかもとも思ってしまいます。

海外通販その2 HP2133 来たー (速報!!)

買ったものは、ななんとHP2133 SUSE Linux Enterprise Desktop版!

海外のレビューサイトを見ると、VGAがいけていないとか、パッケージの追加と削除にDVDが
必要だった。などで、SUSE を買ったけどXPに乗り換えている人がで始めましたが。。。

eeepc 4G/Linuxとハードウェア的な比較と、プリインストール時の使いやすさの比較をしたい
と思います。
気になる点は、
  • SDカードがSDHC対応で、起動可能かどうか? -->BIOSでの確認ではOKでした。
  • SUSEは、全てのデバイスを使えるように設定しているかどうか
詳細は後で!!

4/13/2008

海外通販

海外通販をしてみました。と言っても代行業者を使う方法。
国内発送しかしてくれない業者の場合は、便利。
別に知り合いがいないわけでもないけど、私の欲しいものは、その知り合いも欲しいケースが多く、
場合によっては、少し遊ばせてなんてことも予想されます。
なので、ここはドライに海外代行業者を使ってみました。
何を買ったかは、まだ内緒にしておきますが、いずれわかると思います。

購入がうまくいくということは、実績があるということなので、次からも使うことになるでしょう。

DQ35JO+Q9450

仕事で使おうとQ6600を買いに行った時、お店に行ったら、Q9450の在庫がありました。
でもマザーボードを買わなきゃいけない。

私 q9450が欲しい
兄 マザーボードが欲しい

と言うわけで、兄にマザーボードを売却することにして入手しました。

最新BIOSにして、早速動かしてみたところ、さすがに6Mキャッシュは速いですね。多分CPUのスピードはあまり変わらないのかもしれませんが。でも、一つ問題が。。。

DQ35JOのBIOS0865でTXTを有効にするとなぜか、SUSE Linux Enterprise Server 10の通常カーネルが起動しません。XenカーネルはOK。
Release Noteを見ると、TXTの大仕様変更があった模様。TXTは、まだ使わないので、OFFにしました。その前のBIOS0817では使えたのですが。
(0817は、公開直後にインテルのサイトで取り下げられたみたい)
なので、一応一つ前のBIOSも保存しておくことになりました。一つ前のBIOSでもQ9450は、正しく動作するらしい。