9/17/2007
Installing OpenSuSE on Thinkpad X61 (3)
で、で、で、
OpenSuSE 10.3 Beta3を入れてみました。なんと普通に指紋認証のドライバが入っていたり、XWindowも3Dで動作する。
まったく問題がないわけではなく、指紋認証すると、ログインとかは指紋でログインができるが、スクリーンセーバーのロックが絶対に外れません。Bugzillaに登録しようと思ったら、もう登録済みでした。
ちなみに、X61音声も出ないかも。。。 これは、Kernelに起因する問題らしい。
指紋認証の件以外は、最強環境かもしれません。
一般にあるディストリビューションで動かない件で、どこのディストリビューションでも解決策が提示されていない場合、浮気しても無駄。ただし、解決している場合は、どのディストリビューションでも回避が可能。ディストリビューションの差は、どこまでとりこんでいるかが肝です。
9/16/2007
Installing OpenSuSE on Thinkpad X61 (2)
ユーザが一人だけなので、suしてrootのパスワードはうざい。ので、まず自分のアカウントをwheelグループに追加し、/etc/pam.d/suの2行目にauth sufficient pam_wheel.so trustを追加する。
修正後のファイルは、以下
#%PAM-1.0
auth sufficient pam_rootok.so
auth sufficient pam_wheel.so trust
auth include common-auth
account include common-account
password include common-password
session include common-session
session optional pam_xauth.so
これで、suしてもパスワードは聞かれません。(この作業は、必ずローカルでするように。)
Lenovoのツールをインストールしてみました。openSuSEの場合、すべてNG。
理由は、SuSE Enterprise Linux DesktopのKernelバージョンに依存しているからです。残念!
たぶんアップデートを実行してKernel Versionが異なってしまうとやはり動かなくなる可能性があります。また、Access Connectionですが、Intel のWIFIのカードではないと無線LANは認識しないようです。
Fingerprintのインストールは、以下のファイルを入手して、指紋を登録します。
http://beta1.suse.com/private/thoenig/10.2/thinkfinger/10.2-x86_64/
libthinkfinger と pam_ thinkfinger
rpm -ivhで2つともインストールしてください。
# tf-tool --acquire として、指紋を登録します。確認は以下のコマンドを実行します。
# tf-tool --verify
これで「テスト」は完了です。次に/etc/pam.d/common-authを以下のように修正します。
auth required pam_env.so
auth sufficient pam_thinkfinger.so <<<-- 追加
auth required pam_unix2.so
指紋をユーザごとに追加します。tf-tool --add-user $USER
suコマンドでも使いたい場合は、tf-tool --add-user rootとします。
さぁ、これでログインをするとき、ユーザ名を入れて、指をなぞればOK!!
1本の指しか登録できないので、使いでがあるかどうかは微妙です。その指を怪我してしまったら不安ですね。一応動作するということで。
9/15/2007
Installing OpenSuSE on Thinkpad X61 (1)
Thinkpad X61を対象にした理由は、
- 古いノートPCは大抵動作してしまう。
- 実は古いPCはパフォーマンスが出ない
- 新しいテクノロジーのテストができない
- Lenovo(US)がサポートしているのは、Thinkpad T60pなので、X61も動くと思われる。
ノートPCの大前提は、外でも使えなければならないし、削除する前のWindowsXPと同じくらいの信頼性が必要。さらに、今のLinuxはシステムリソースをかなり必要とするので、少なくともPentium 500MHz/256MB位のスペックが必要です。もっといるかもしれませんが、「動作する」のと「使える」には雲泥の差があります。古いノートPCを使うならば、Kernel-2.2/2.4のDistributionがいいですが、メンテナンスがもう停止している可能性があるので注意です。Windowsが優れているとかLinuxが優れているとかは関係なくて、どれを使うかというのが、私の考えです。
****注意****
まず、ThinkpadのRecovery Diskを作成して、ちゃんとWindowsXPが戻るかどうか確認しておいたほうがいいです。私の大学時代の研究室の助教授のように、購入して、何も考えないでLinuxを入れてしまうのもありですが。。。(彼のPCは、2度とXPがリカバリできないようですし、「それが何か」と言っていました。恐れ入ります)
1.準備・情報収集
OpenSuSE10.2を入手しましょう。DVDメディアが楽です。
次に、Thinkpad T60p用のドライバを入手します。Lenovo USのサイトから、T60p + Linuxで検索すれば、手に入ります。
ダウンロードするファイルは以下です。
- Configuration utility for Linux - SLED 10 - ThinkPad T60p
- Modem driver for Linux - SLED 10 - ThinkPad T60p
- ThinkVantage Access Connections for Linux - SLED 10 - ThinkPad T60p
特にモデムドライバは、有料のドライバしかないのでお買い得かもしれません。まぁいまさらモデムを使う人はいないかもしれませんが、付いている機能は使えるようにしたいです。
次に、以下のサイトも参考にしましょう。
http://www.thinkwiki.org/wiki/ThinkWiki
H/WやLinuxの情報がたくさんあります。H/Wを知らずとして、インストールができないことがあるので知ってていて損はないです。「S/W屋さんはH/Wを知るべきで、H/W屋さんは、S/Wを知るべき」と思います。またこのページには、英語ですが、Linuxのインストール方法が各モデルごとに記載されています。
2.インストール開始
OpenSuSE10.2をインストールします。インストールメディアは、USB HDDや、UltrabayのDVDドライブで普通に起動できると思います。
その際、WindowsXPのパーティションを削除しましょう。Dual Bootをするくらいなら、仮想PCソフト(Xen/VMwareなど)で動かしたほうがましです。なぜなら、Dual BootしているとBootしていないほうのHDD領域がストレージ以外の機能をしません。さらに、Dual Bootをしている人は、使いやすいOSを起動して使う傾向があるようです。Linuxは、明らかに慣れていなく使いにくい(使い方がWindowsと異なる)ので、結局Linuxは使い続けることは難しくなります。
もし、Windows XPが必要な時は、リカバリメディアからリカバリして使いましょう。
また、リカバリ領域は、削除してもいいかもしれません。Linuxをインストールすると、ThinkVantageボタンでリカバリができないかもしれません。よって無駄なので削除(ただし、リカバリCDを作った場合のみ!!)
デバイス関連は、認識したとおりで新たに認識させる必要はまったくありません
パッケージ選択は、開発系のパッケージ(特にKernel開発)を入れておいたほうがいいです。理由は、デバイスドライバを導入する際、Kernel Driverをコンパイルするケースがあるので。必要なパッケージは後で追加してください。
OpenSuSE10.2のインストールが成功したら、使えない機能について確認してください。さらにドライバを追加する前に、ソフトウェアのアップデートをしておいたほうがいいです。
今回は、文章が長いのは、実は削除されるWindowsXPのリカバリ確認待ちで書いているからです。(戻すのが目的ではなくて、いつでもThinkPadを転売できるようにするためだったりしますが。。。X61は当分売りません。)
次回は、Lenovoのユーティリティと指紋認証のドライバ導入。うまくいけばHDD Active ProtectionとAir H AX420Sの設定を記載します。しばし、お待ちくださいまし。
9/09/2007
iPod Classic Good and Bad
ipod classic 160GB Blackを購入しました。
まず、ドックでVideoをTVに出力する場合、基本的には、認証を受けたもののみしかダメ。
5th GenerationのiPodのUniversal Docは出力できます。(店頭て確認)S端子がほしければ、現行のを ゲットしてください。新しいUniversal Docは、S端子がなくなった代わりにリモコンが標準で付きます。
Classic/Nano3rdからは、ヘッドホン端子からのテレビ出力はできません。
3rd Partyのドックはほぼ全滅かもしれません。CreativeのXdockのテレビ出力もNGでした。
(音声はOK)
回避方法は、認証を受けたコネクタでいったん、出力を指定して、Videoを再生。そのあと、ドックに
差し込む。ただし、1曲ごとにやらないとすぐに設定がもどります。ちなみに、TVoutの出力の設定
だけならiPod Radio Remoteでも出来ます。(ヘッドホン端子からTV信号はでませんが。)
- iPod Radio Remote ですが、使えましたが、RADIOはなぜかノイズばかりで聞こえず。(日本の周波数がNGなのか。海外では報告なし。FMの選曲のUIは表示されますが。)
いったん、地域をアメリカにしてみたところ、NHKの総合テレビの音声にして、再度日本にしてみました。そしたらFMが聞けました。
- iPod Camera Connector は、未サポートのデバイスと表示されます。
Apple drops picture of Classic from Camera Connector compatibility chart.
マイク関連は、持っていないので未確認です。マニュアルを見る限りClassic対応のものであればOKと。
保護シートは、液晶面と本体面が微妙に差があるため前面を覆うタイプのシートはNGです。
液晶面だけを覆うシートを購入し、微妙にカットをしてはめ込むことで回避。さらに前面の表面が
完全に平面ではないため、液晶面以外も、上下左右が浮いてしまいます。
現時点では、完全に保護できるのは、クリックホイールのみかもしれません。
(5th Generationのケースが使えますが、ケースの中に入れていても擦れて傷かつくので、傷が付きそうなところに張っておきました。
ゲームは、iTunes Music Storeで売られているものは、すべて動作しません。もうすぐサポートされているものが出るようです。
CoverFlowのもっさりや音とびが報告されていますが、まぁ、全体にもっさりしているかもしれません。
レコードジャケットのサイズが大きいとHDDがフル回転。 これに関しては致し方ないかも。iTunesのジャケットを小さくすればいいんですけど、やっぱりお気に入りは大きく保存したい。
Diagnostic Mode,ですが、ここにありました。自己責任で。
過去との互換性がかなり薄れていて、古いiPodを手放すつもりが、手放せなくなりました。。。
買う前にしばし確認!というのが正直のところ。 互換性がテクノロジーか。
6th GenerationのUIは、楽しいし、おしゃれなので捨てがたいです。