9/15/2007

Installing OpenSuSE on Thinkpad X61 (1)

手持ちのThinkPADにOpen SuSEを入れてみる。(準備編)

Thinkpad X61を対象にした理由は、
  • 古いノートPCは大抵動作してしまう。
  • 実は古いPCはパフォーマンスが出ない
  • 新しいテクノロジーのテストができない
  • Lenovo(US)がサポートしているのは、Thinkpad T60pなので、X61も動くと思われる。

ノートPCの大前提は、外でも使えなければならないし、削除する前のWindowsXPと同じくらいの信頼性が必要。さらに、今のLinuxはシステムリソースをかなり必要とするので、少なくともPentium 500MHz/256MB位のスペックが必要です。もっといるかもしれませんが、「動作する」のと「使える」には雲泥の差があります。古いノートPCを使うならば、Kernel-2.2/2.4のDistributionがいいですが、メンテナンスがもう停止している可能性があるので注意です。Windowsが優れているとかLinuxが優れているとかは関係なくて、どれを使うかというのが、私の考えです。

****注意****

まず、ThinkpadのRecovery Diskを作成して、ちゃんとWindowsXPが戻るかどうか確認しておいたほうがいいです。私の大学時代の研究室の助教授のように、購入して、何も考えないでLinuxを入れてしまうのもありですが。。。(彼のPCは、2度とXPがリカバリできないようですし、「それが何か」と言っていました。恐れ入ります)

1.準備・情報収集

OpenSuSE10.2を入手しましょう。DVDメディアが楽です。

http://ja.opensuse.org/

次に、Thinkpad T60p用のドライバを入手します。Lenovo USのサイトから、T60p + Linuxで検索すれば、手に入ります。

http://www-307.ibm.com/pc/support/site.wss/product.do?template=/product.do?template=%2Fproductpage%2Flandingpages%2FproductPageLandingPage.vm&sitestyle=lenovo&brandind=10&familyind=293924&machineind=0&modelind=0&partnumberind=0&subcategoryind=0&doctypeind=9&doccategoryind=0&operatingsystemind=52305&validate=true

ダウンロードするファイルは以下です。

  • Configuration utility for Linux - SLED 10 - ThinkPad T60p
  • Modem driver for Linux - SLED 10 - ThinkPad T60p
  • ThinkVantage Access Connections for Linux - SLED 10 - ThinkPad T60p

特にモデムドライバは、有料のドライバしかないのでお買い得かもしれません。まぁいまさらモデムを使う人はいないかもしれませんが、付いている機能は使えるようにしたいです。

次に、以下のサイトも参考にしましょう。

http://www.thinkwiki.org/wiki/ThinkWiki

H/WやLinuxの情報がたくさんあります。H/Wを知らずとして、インストールができないことがあるので知ってていて損はないです。「S/W屋さんはH/Wを知るべきで、H/W屋さんは、S/Wを知るべき」と思います。またこのページには、英語ですが、Linuxのインストール方法が各モデルごとに記載されています。

2.インストール開始

OpenSuSE10.2をインストールします。インストールメディアは、USB HDDや、UltrabayのDVDドライブで普通に起動できると思います。

その際、WindowsXPのパーティションを削除しましょう。Dual Bootをするくらいなら、仮想PCソフト(Xen/VMwareなど)で動かしたほうがましです。なぜなら、Dual BootしているとBootしていないほうのHDD領域がストレージ以外の機能をしません。さらに、Dual Bootをしている人は、使いやすいOSを起動して使う傾向があるようです。Linuxは、明らかに慣れていなく使いにくい(使い方がWindowsと異なる)ので、結局Linuxは使い続けることは難しくなります。
もし、Windows XPが必要な時は、リカバリメディアからリカバリして使いましょう。

また、リカバリ領域は、削除してもいいかもしれません。Linuxをインストールすると、ThinkVantageボタンでリカバリができないかもしれません。よって無駄なので削除(ただし、リカバリCDを作った場合のみ!!)

デバイス関連は、認識したとおりで新たに認識させる必要はまったくありません

パッケージ選択は、開発系のパッケージ(特にKernel開発)を入れておいたほうがいいです。理由は、デバイスドライバを導入する際、Kernel Driverをコンパイルするケースがあるので。必要なパッケージは後で追加してください。

OpenSuSE10.2のインストールが成功したら、使えない機能について確認してください。さらにドライバを追加する前に、ソフトウェアのアップデートをしておいたほうがいいです。

今回は、文章が長いのは、実は削除されるWindowsXPのリカバリ確認待ちで書いているからです。(戻すのが目的ではなくて、いつでもThinkPadを転売できるようにするためだったりしますが。。。X61は当分売りません。)

次回は、Lenovoのユーティリティと指紋認証のドライバ導入。うまくいけばHDD Active ProtectionとAir H AX420Sの設定を記載します。しばし、お待ちくださいまし。

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