- ハイパーバイザー
- 一般的なものを利用しているのか
- KVM/Xen/VMware ESXがお勧め。 Hyper-Vの優位性は現時点では無い。
- サポートしているOSの種類は何があるか?
- Windows
- 特に気にする事はないが、ライセンスの扱いは確認しておくべき。大概は、インスタンスの料金に含まれているはず。
- Linux
- 商用のディストリビューションが使えるか? CentやUbuntuは商用のソフトでサポートされていなケースが多いので注意する。こちらもライセンスの扱いは、Windowsと同様に確認。 CentやUbuntuを使う場合、VPSでの利用も検討してもいいかもしれない。クラウドの特徴である、使いたいときにすぐ使えて、使った分だけ払うこ とができるVPSは、存在しないかもしれないが。(少なくともそこまで自由度の高いVPS会社はない。)
- テンプレートの作成が可能で、自分でも管理が可能か?
- 作成したデータをこちらへバックアップすることは、可能だがOSのイメージごと手に入らなければあまり意味がない。
- イメージのインポートやエキスポートは可能か
- OSのイメージが手元に手に入るということは、より良いところへすぐに移れると いうメリットがある。
- イメージを保管してくれるか、停止しているときの課金はどうなのか
- イメージを保管して、テンプレート化できないと、いざという時に複製がしにくい。保管してくれることはとても重要
- VMの作成時間がどれくらいか
- 何分、何時間?でできるか?何日/何週間というのは論外。
- APIが整備されて、他のソリューションと連携が取れるかどうか
- 独自開発のものが多かったり、クローズドソースなソリューションだとクラウドではなく、仮想マシンの切り売りに過ぎない。ならば、自分でラック、サーバ、回線などをレンタルして、OSをCitrix XenServerにしたほうがいい。
- インフラ
- インフラが整っているか?
- バックアップ、監視、FW/LBやHAなどのオプションが揃っているのか? また、自分で制御ができるか?
- SLAが定義されているか?
- システム構成などの必要な情報が開示されているかどうか? 場所、回線、サーバ、ストレージ、冗長性にまつわるものetc
自営しているのであれば、説明が付くかもしれないが、外に預けてあるので自分だけではどうにもならない。こちらが要求しなくても契約時に見れるあるいは送付してくるくらいのところがベスト。
- 動作レポートが見れるかどうか
- 課金体系
- 課金体系が使った分だけ払うことが満たされるかどうか
- 単価が1インスタンス単位で書いてあるが、最低契約期間の縛りがあるところは要注意。最低契約期間がある場合、インスタンスの個々についてとやかく言われなく、インスタンスの最大数のみを言ってくるならばOK。その場合、今後のインスタンスの増加計画を念頭にいれて契約する。
- プライベートクラウドは、おいしくない
- 結局は、損になるケースも。プライベートクラウドは、ベンダーのハードウェア、インフラのバルク売りで、必要以上の機材を借りてしまうケースがある。ま た、作成期間も契約期間も長期を要することがあるので、低価格でというケースでは、全くお勧めできない。インスタンスの数が膨大で、ある程度無計画で行き たいという場合は、一考の価値はあるが。。。
価格面を考えると、現時点では、クラウドのインフラを入っていない、プライベートクラウドは、ラック売りと同じ状態です。クラウドなのにラックの話をしてきたら、ちょっと疑いましょう。クラウドとラックの関係は、喫茶店とコーヒーの仕入れ業者に関係に近いです。だれも、喫茶店のマスターにどこの問屋から仕入れているのかとは聞かないでしょ。
クラウドは流通革命なので、そんな話はそもそも不要なんです。
つまり、
使う側としては、
使いたいときに使った分だけお支払い。
提供する側としては、
所有するインフラを効率よく提供し、自動化やバルクでの調達をしながら価格単価を下げて顧客に提供する。
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