1/31/2010

New digital divide

とあるtwitterのフォローから連携して。。。フォローの内容とは全くないんだけど。

デジタルデバイド(IT関連を使いこなせない人、教わるチャンスがない人)という言葉が出てきてから結構の時間が経ったような気がしますが、思った以上に社会問題にもならなく、そういう人が公平な権利を受けられなかったり、差別を受けたりしていることはなさそうです。
(あくまでも私の考えですが。もし仮にそういうことがあったら、絶対に回避すべき!)
世の中、ITではなく、実は人間で成り立っていてホッとしました。

さてさて、先日、行きつけの店で会った元同僚の会話ですが、


俗にいうITに詳しい人、あるいは携わっている人、昔のDigital Divideでいうと、差別されない方の人の中でも分離が始まっているのではないか。
ある会社は、俗にいうIT関連の会社なのですが、新しいことは全く興味なく、日頃の仕事を黙々とやっている人たちがいて、確かに、ITの仕事をしているので本人的には、取り残されたなんていう気持ちは全く感じていなく、むしろ自分のやっていることに生き甲斐すらを感じていると。
一方、その中でも仕事を超えた、新しいことを受け入れるというか率先してやっていく人たちがいて、この人も仕事はそれなりにそつなくこなしていますが、余った時間は新しいことをやってみる。こちらの人種は、どちらかというと日頃の満足は95%くらいの満足感で、新しいことをやることで100%で得ている。

結果としては、2つのケースそれぞれ大満足で問題はないのですが。。。

前者の人は、周りをみることはないので、取り残されているのに気が付かない。一方、世の中は、さらにここ最近、加速的にクラウドやらtwitterやら(twitterは2年前くらいからあるのですが)が流行ってきたと思ったら、もうそろそろ一段落、次どうしようか?という感じの状態、それでも気づかない。
その人に言わせると、もうここまでくると多分這い上がることは難しいというか、どれだけ差がついているのかと思うとぞっとするそうです。

一つのバロメーターが、いざ何気ない会話ですら、
「もはや会話が通じない」
「実は新聞を読まない」
「ネットはするけど、興味が薄いが、深すぎて情報が偏る」
もはや劇的にバックグラウンドとそれにまつわるボキャブラリーが異なっているので
一つ屋根の下でも言語が通じない。通訳が必要。

エンジニアに政治の話をしても通じないかもしれませんが、同業のエンジニアに、新聞メディアで当たり前に出てきている流行のテクノロジーの話して、通じないと本当に端から見てやばい。ここまでくると New Digital Divideかぁ。よっぽど、ITに専門ではない人のほうが物事を知っている感じ。

前者の人は、また後者の人が訳が分からないことを言い出したと感じる。
後者の人は、そういわれても、常に外向きなのであまり気にはならないようですが、
こういった話は、なかなか社内でできないようなので、同じ世界の人にしか話せないと
言っていました。

「わかんねぇ」とか言われるとへこむよなぁ。私も分かります。

その話を聞いて、以前別な会議で聞いた話が頭をよぎりました。
その会議で出てきた話では、日本にITエンジニアの階級社会が出てきているのではということでした。
ITの計画を立てたり、プロジェクトをマネージしたり、システムのデザインを決めたりする人と、実際に設定をしたり、構築、導入をしたりする人で、会社や給料、国を分ける。
海外ではもうそういうのは一般的になっている感じがしますが(オフショア)、日本もじわじわと以前から準備をしていて、そろそろ花が開いた会社があるといいます。何社か例を聞いて、今思えばなるほどなぁと感じます。
その人のは、ウサギと亀で、大寝坊をしたウサギ、寝坊にしてもほどがある。と言っていました。

いかんせん、技術的な興味が、お金に結びつく世の中なので、またリーマンショックみたいのがあれば、Digital Divideな人は、海外の格安な人との競争になり、今度は這い上がれないのではないか?と不安になります。

そこでやっぱり人間関係がものを言うのですが、頻度は多くなくてもいいですが、あらゆる人(世代、組織、そして人種)と付き合って納得いくまで意見を交わし、その結果を日頃の行動に注入するのがいいのではないかと思います。

昔なら飲み会でというなどがありましたが、今は、会ってもよし、合わなくてもよし、コミュニケーションがとれてりゃよし。ですから。


どうしたら、New Digital Divideを無くすことができるのでしょうか。。。

このページをご覧の学生のみなさん就職活動がんばってください。相談ならいつでものりますよ。

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