コンセプトは、
- とにかく低価格
- メンテナンスはフリー(一度設定したら、更新以外の作業はなし)
- 使いやすい
1. まず、ドメインを取得
どこでもいい。とにかく取得して、ネームサーバの設定ができるようにしておく。
ドメイン取得の原理<参考>
まず、example.comというドメインを取得すると必要な情報は
ネームサーバ 自分のドメインを管理しているDNSサーバ。最低2つ以上
メールサーバ hoge@example.comというメールが受信されるメールサーバ。
1つ以上
が必要。よって、ドメインを取得する場合、DNSサーバが2つとメールサーバが
1つ必要になる。機体としては、DNS/メールサーバとDNSサーバの2台が必要
となる。
ここでは、一切の有料サービスを使わないので必要なネームサーバは無料レンタルすることにする。ドメイン取得会社では無料で貸してくれるところもある。(設定変更が有料のこともあるので)私の場合は、DNSサーバをドメイン取得会社からは借りなかった。
私はDNSサーバをここで借りることにした。
https://www.xname.org/
ここは、プライマリDNSとセカンダリDNSの両方を無料で貸してくれる。またエントリの変更も無料。難点は、すべて英語であるのと、よく攻撃を受けているということである。
新規ユーザを作成して、自分の取得したドメインのゾーンを作成する
2. ネームサーバの登録
ドメインを取得すると2カ所の設定を変更する。
1カ所目
ドメインのネームサーバ設定
これは、example.comはどこにネームサーバがあるかを記録する。
大概のドメイン取得会社に専用のページがあり、そこで変更できる。
費用がかかることはない。ドメイン取得会社によっては販売元のページに
リダイレクトされる。その場合は英語となる。
よくある話だが、その専用ページのアカウントを忘れてしまい、変更できないという
事件があるので、かならずメモをしておく。
この設定が正しく行われているかどうかを確認するには、whoisというコマンド
を使うか、webでwhois検索をすると確認可能。
https://www.xname.org/ を利用した場合は以下をネームサーバとして登録
NS1.XNAME.ORG
NS0.XNAME.ORG
2カ所目
https://www.xname.org/ でドメインの設定をする。
ネームサーバ nsレコード
example.com. IN NS ns0.xname.org.
example.com. IN NS ns1.xname.org.
メールサーバ mxレコード
ここは後で設定する。
3.メール、webサーバの取得
Google Appsに加入する。これも無料。有料で設定してくれる会社もあるが、
簡単なので自分で設定したほうがよい
http://www.google.com/apps/intl/en/business/collaboration.html
設定が完了したら、xname.orgに以下の設定を加える
MX 1 ASPMX.L.GOOGLE.COM.
MX 5 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
MX 5 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
MX 10 ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM.
MX 10 ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM.
MX 10 ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM.
MX 10 ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM.
$ORIGIN example.com.
www CNAME ghs.google.com.
start CNAME ghs.google.com.
mail CNAME ghs.google.com.
calendar CNAME ghs.google.com.
docs CNAME ghs.google.com.
これで大方の設定は完了。あとは動作確認。
webはたいしたことができないですが、gmailが使えたりするので、いいかもしれません。
とくに全くをもってメンテナンスフリーであることがすばらしい。
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