9/12/2009

ドメイン取得費用だけでメールとWEBを開通させる。

ドメイン取得して、自分専用のWEBとメールアドレスを開通させる。
コンセプトは、
  1. とにかく低価格
  2. メンテナンスはフリー(一度設定したら、更新以外の作業はなし)
  3. 使いやすい
なので、ドメイン取得会社のファシリティも使わない。

1. まず、ドメインを取得



どこでもいい。とにかく取得して、ネームサーバの設定ができるようにしておく。

ドメイン取得の原理<参考>
まず、example.comというドメインを取得すると必要な情報は
ネームサーバ 自分のドメインを管理しているDNSサーバ。最低2つ以上
メールサーバ   hoge@example.comというメールが受信されるメールサーバ。
1つ以上
が必要。よって、ドメインを取得する場合、DNSサーバが2つとメールサーバが
1つ必要になる。機体としては、DNS/メールサーバとDNSサーバの2台が必要
となる。

ここでは、一切の有料サービスを使わないので必要なネームサーバは無料レンタルすることにする。ドメイン取得会社では無料で貸してくれるところもある。(設定変更が有料のこともあるので)私の場合は、DNSサーバをドメイン取得会社からは借りなかった。

私はDNSサーバをここで借りることにした。
https://www.xname.org/ 
ここは、プライマリDNSとセカンダリDNSの両方を無料で貸してくれる。またエントリの変更も無料。難点は、すべて英語であるのと、よく攻撃を受けているということである。
新規ユーザを作成して、自分の取得したドメインのゾーンを作成する

2. ネームサーバの登録
ドメインを取得すると2カ所の設定を変更する。
1カ所目
ドメインのネームサーバ設定
これは、example.comはどこにネームサーバがあるかを記録する。
大概のドメイン取得会社に専用のページがあり、そこで変更できる。
費用がかかることはない。ドメイン取得会社によっては販売元のページに
リダイレクトされる。その場合は英語となる。
よくある話だが、その専用ページのアカウントを忘れてしまい、変更できないという
事件があるので、かならずメモをしておく。
この設定が正しく行われているかどうかを確認するには、whoisというコマンド
を使うか、webでwhois検索をすると確認可能。
https://www.xname.org/ を利用した場合は以下をネームサーバとして登録
     NS1.XNAME.ORG

    NS0.XNAME.ORG
  2カ所目
https://www.xname.org/ でドメインの設定をする。
ネームサーバ  nsレコード 
             example.com.    IN    NS    ns0.xname.org.
             example.com.    IN    NS    ns1.xname.org.         
メールサーバ mxレコード
ここは後で設定する。

3.メール、webサーバの取得
Google Appsに加入する。これも無料。有料で設定してくれる会社もあるが、
簡単なので自分で設定したほうがよい

http://www.google.com/apps/intl/en/business/collaboration.html

設定が完了したら、xname.orgに以下の設定を加える

                        MX      1 ASPMX.L.GOOGLE.COM.
                        MX      5 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
                        MX      5 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
                        MX      10 ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM.
                        MX      10 ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM.
                        MX      10 ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM.
                        MX      10 ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM.
            $ORIGIN example.com.
            www                     CNAME   ghs.google.com.
            start                   CNAME   ghs.google.com.
            mail                    CNAME   ghs.google.com.
            calendar                CNAME   ghs.google.com.
            docs                    CNAME   ghs.google.com.


これで大方の設定は完了。あとは動作確認。
webはたいしたことができないですが、gmailが使えたりするので、いいかもしれません。
とくに全くをもってメンテナンスフリーであることがすばらしい。

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